Yahoo、Panasonic、SanSanなど就活生から人気の高いIT業界ですが、その一方で「仕事内容、年収などの実態が分からない」という疑問の声が、多く聞こえてきます。
なぜならIT業界はSaas、ソフトウェア、ハードウェアなど扱う商材やビジネスモデルによって仕事内容や年収が変わってくるからです。
そこで今回は、1分でわかるようにIT営業の仕事内容、魅力、年収について端的に解説します。
①SaaS営業
Saasはインターネットを通じてクラウド上にあるアプリやサービスを利用できる
仕組みのことです。
(※SaaSの主なサービス→ビジネスチャットツール、会計ソフトなど)
SaaSは売り切り型のビジネスとは異なり、サブスクリプション型のビジネスモデルを
採用しています。
SaaS営業はプロセスごとに職種が分かれています。そこでSaas営業における3タイプの職種をご紹介します。
・インサイドセールス
インサイドセールスは従来の営業スタイルとは異なり、電話やEメールを利用して顧客との接触を行います。顧客に対して魅力的に伝えるコミュニケーションスキルが必要です。
ちなみに仕事内容が対面ではないため、オフィスやリモートワークで仕事を行うことができる働きやすい一面もあります。
平均年収:300~700万円
・フィールドセールス
外回り営業のことをいい、顧客を訪問し対話を通じてセールスを行います。
顧客への提案から契約をとるまでがフィールドセールスの役割です。
Saas営業の中でも、実力があれば大きく稼ぐことができる職種だといわれています。
平均年収:300~800万円
・カスタマーサクセス
カスタマーサクセスはサービスを継続的に利用してもらう重要な役割を担っています。
顧客の利益のために何が必要かを分析し、具体的なアクションまで落とし込む仕事です。
成果を達成した暁には、顧客から感謝され大きなやりがいを得ることができます。
平均年収:300~500万円
②SI営業
主な仕事内容は顧客の課題をヒアリングすることです。
また課題に対する解決策を自社のソフトウェアや開発能力に合わせて提案することで、
受注を行います。
SI営業は形のないものを顧客に合わせて提案を行うのが特徴です。
そのため価格やブランド力より、顧客を納得させる言葉や説明力が重要です。
平均年収:460万円
③ハードウェア営業
ハードウェア営業はパソコン、スマートフォン、タブレットなど目に見える商材を扱います。IT営業の中でも歴史は長く、取引実績のある顧客にアプローチを行うルート営業が中心です。
現代では、商品力で差をつけることが難しくなっているため、顧客との関係構築や価格設定が重要となります。
平均年収:500万円
④こんな人が向いている
いかがだったでしょうか。
IT業界の営業は扱う商材によって特徴が異なることがわかったかと思います。
しかし、IT業界に向いている人にはいくつかの共通点があります。以下の3点を参考にしましょう。
1.ヒアリング能力が高い
ITの営業ではクライアントの話を聞く力が求められます。聞く力を持つことでクライアントの課題や悩みを上手く引き出すことができ、それが提案へと繋がるからです。
真摯に耳を傾けることが成果に繋がるでしょう。
2.プレゼンテーション力が優れている
ITの営業では自社サービスの魅力や価値を、クライアントにアピールする必要があります。プレゼン能力が高ければ、おのずと良い結果に繋がるでしょう。
3.強いメンタル
IT営業では根気と忍耐力が欠かせません。
最初はなかなか営業成績が伸びないことがあり、それでも営業を続けようという強い意志が必要となります。伸び悩む時期をうまく乗り越えることができれば、高いコミュニケーション能力や営業スキルが身につくでしょう。
まとめ
IT業界といっても、様々な営業スタイルがあるとわかったのではないでしょうか。
今回の記事で、IT営業に興味を持った方は自分の強みや経験を活かして、IT業界にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
コメントを残す