「IT業界で評価される自己PRのポイントを知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
本記事を読むことで、
- IT業界の選考を受ける際の参考になる
- IT業界の選考に通過する確率を上げられる
といったメリットがあります。
そこで、今回は「IT業界の面接で評価される志望動機の要素」をIT業界で働く社会人13名に
調査し、その結果を紹介します。
IT業界で評価される自己PRとは?
IT業界で評価される自己PRにはどういった特徴があるのでしょうか?
結論からいうと、①自分から動く力②変化への適応力③新しい知識を学ぶ意欲、の3つをアピールできれば評価されやすいでしょう。
それでは、実際にIT業界で働く社員13人の回答を詳しく紹介します。
※同じ内容の回答は集約しているため、以下で紹介する回答は13個ではありません。
日系大手IT社員の回答
大手IT企業の自己PRでは、①調整力(社内のSE・社外の関係者など多くの人と協力する必要があるため)②課題解決力(ITを使った業務改善はほとんどの場合課題が明確ではなく、解決策も一つではないことがほとんど)の2点をアピールするのが良いと思います。
とはいえ、無理にIT業界から評価される自己PRに近づける必要はありません。新卒で求められる資質①素直さ②行動力の2つを最低限アピールできていれば良いでしょう。
自己PRでアピールする強みは、その会社が求める人材と大きく外れていなければ何でも良いと思います。あくまでその強みが自分の強みだと思った理由や、具体的なエピソードがあることが大切です(面接官を納得させられるか、再現性があるか)。
IT業界の中でも会社によって全く異なると思います。新卒採用はポテンシャルを見ているため、自分が今までやってきたことをありのまま書いてください。
日系メガベンチャー社員の回答
Web企業・インターネット企業の場合は、「自主性」や「主体性」といった自分から動く力がより求められると思います。
※Web企業・インターネット企業:インターネットを通じて世の中が便利になるサービスを提供し、対価を得ている企業
IT業界では激しい変化に対応していく「適応力」、またITの営業職観点では「課題発見力と解決力」「PDCAサイクルを回す力」「コミット力(有言実行する力)」「チームワーク」「コミュニケーション能力」などが必要であるため、自己PRを作成する時は上記のスキルが発揮できた場面を洗い出すと良いでしょう。
外資IT社員の回答
自己PRでは、①新しい知識を学ぶ意欲②指摘を受け入れる素直さ③傾聴力・チームワーク≒人の話を聞いた上で自分なりの解釈を述べて議論を進める力をアピールできると好印象です。
自分の強みと弱みを正しく理解していることが大切です(弱みが強みの裏返しの内容はNG)。
ベンチャーIT社員の回答
①前提として話の辻褄が合っていること②過去の実体験に基づいていること③会社としてその人を採用するメリットを見出せること、の以上3点が自己PRでは大切だと思います。
IT業界では「変化に適応する力(短期間で大きく変化していく業界なので、常にアップデートし続けることが求められる)」、営業職では「目標達成意欲の強さ(一定の数値目標を達成する力が求められる)」が求められるため、上記2点をアピールできると好印象です。
中小IT社員の回答
自分が力を入れて頑張ったことや苦労したことを、読みながら・聞きながらイメージできるものが良いでしょう。自己PRの内容はそれぞれ違って当たり前なので、「この内容であれば評価が高い!」というものはありません。
ちなみに、営業職においては「自発的に行動できる人」を求める企業が多いため、そのような経験があれば伝えましょう。
【結論】IT業界で評価される自己PR3つのポイント
先ほどIT業界の社会人からの回答を紹介しましたが、「結局IT業界の自己PRでは何が大切なの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、自己PRでは以下3つをアピールできれば評価されやすいでしょう。
①自分から動く力
②変化への適応力
③新しい知識を学ぶ意欲
①について、IT業界の中でも受託ではなく自社サービスを提供する企業では「自主性・主体性」が重視される傾向があります。
②について、IT業界は変化が激しい業界のため、変化にどれだけ適応できるのかも重視されます。逆にいうと、「変化することがストレス。毎日同じような業務をこなしたい」と思う方はIT業界に適していないといえます。
③ですが、前述したようにIT業界は変化が激しい業界のため、最新の情報を常にキャッチする必要があります。そのため、新しい知識を学ぶ意欲があるかどうかもチェックされます。
まとめ
今回は、IT業界で評価される自己PRのポイントについて、実際にIT業界で働く社会人へのインタビュー結果をもとに紹介しました。
作成した自己PRは、社会人などの第三者に見てもらい、どんどん改善していきましょう。
IT業界に限らず、①高い能力と非常に明確な目標がある②他の人よりも圧倒的な熱意がある③一緒に働きたいと面接官に思ってもらえる、の以上3点をクリアすれば採用されると思います。個人的には、ガクチカと自己PRは「能力」を、志望動機は「熱意」をアピールすると良いでしょう。